みなさんこんにちは。
今年の夏を乗り切れるか心配でたまらない中の人です。
さて今回は先日行われたワークショップについて。
本格的なワークショップはこれが2回目、しかもかなりレベルが高そう…とても緊張していましたが、なんとか自分なりに出来たのではないだろうか。
今回のテーマは「面的思考」。面的思考とは、自分なりに説明すると、「点」や「線」などといった論理的な思考では無く、多くの情報を同時に考え、どちらかと言うと感覚的な思考法のことある。この思考法を行うことにより論理的な思考では辿り着けない、情報と情報の関係性まで辿り着く事が出来るのだそうだ。そして、深部まで追求した結果、顧客のツボ、いわばインサイトを得ることが出来るのだそうだ。
そんな面的思考を用いて今回取り組んだお題は「クリーンソリューションに関するアプリサービスの開発」。それでは早速ざっと振り返ってみよう。
1.事業計画を理解し、顧客情報を明確にする
業界現状、企業情報、社会背景、そして製品情報といった多様な情報と自分たちの体験を元に書き出した顧客の情報を吟味して事業計画を理解することを試みた。その様子がこちら。
特に顧客情報はかなりたくさん挙げた。顧客はお掃除についてどのようなイメージを持っているだろうか。また顧客はどのような時にクリーンソリューションを得ることが出来るのだろうか。とにかく挙げた。
2.マッピング
ここからが面的思考の本番。流れにしてまとめると
- 顧客情報をジャンルごとに分ける
- 顧客の生活状況を明確化する
- 多様な情報と結びつけ、関係性を見出す
- 見出した関係性を書き出す
- 関係性が明確になった所で浮かび上がったすき間や強い密集に注目しアイデアを探る
その結果がこちら。
そしてこの思考を経て導き出された結論が
掃除に対してネガティブな人が自分に合った掃除のスタイルを見つけ掃除をポジティブなイメージに変えてモノ+αを提供するクリーンソリューション
反省点
1. 考える立場を明確にしてしまった結果、思考が偏ってしまった
自分たちのグループはサービスを開発するということをそのまま受け取った結果、企業の立場でしか物事を考えることしか出来なかったのだ。そのため柔軟なアイデアを探ることが出来なくなってしまい、企業本位の思考になってしまった。
2. 結論を出すことを急いでしまった
自分の悪癖である結論を急ぐ。これがグループワークにも出てしまった。結論を出すことが早すぎたため、そこでまた思考法に制限が掛かってしまった。もう少しゆっくりと考えていればまた違った結論が出ていたかもしれない。しかし早く出してしまったが故にそこに囚われてしまった。
3.面的思考の良さを出せなかった
面的思考の良さとはマッピングを行って出来たすき間や密集地帯を明確にすることによって論理的な思考では辿り着けない顧客のツボを知ることが出来る点である。しかしながら自分たちのグループはそのすき間にフォーカスすることが出来なかった。上に記した考える立場の固定、早すぎた結論これらが因果となってしまった。その証拠にマッピングの写真を見てもらえればわかるが、すき間がまっさらで挙げ句の果てにはなぜか数式まで書いてしまうおまけまでついてしまった。
しかしながらなぜそれとなくまともな?結論が出せたのだろうか。先生もビックリしていた。当の本人も途方に暮れるのだった。
というわけで今回のワークショップは再び自分の悪い癖を嫌というほど痛感できたのと同時にまた価値観が変わるとてつもない良い機会になった。今回わざわざ福岡にお越しくださった安武先生と会場をセッティングして下さった森田先生にはこの場を借りてお礼を言いたい。ありがとうございました。
柔軟な思考ができるようになりたい。
以上、なぜか下書きのデータが2回も消えて少し涙目で書き上げた中の人でした。